エンジョイ輝翔館

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輝翔館の入学式

吹奏楽部の演奏に迎えられ、体育館に入場します。国歌斉唱の後、担任の先生が新入生一人ずつ名前を呼びますが、毎年、緊張と恥ずかしさでちょっぴり控えめな返事です。全員の呼名が終わると、校長先生より入学が許可されます。校長先生からのお祝い、激励の言葉の後に、新入生の代表生徒が力強く宣誓します！
その後、ＰＴＡ会長や同窓会長からお祝いの言葉をいただき、入学式は終了です。
令和２年度は新型コロナ感染症の影響で、入学式が実施できませんでしたが、６月学校再開した際に、オンライン集会を行い、新入生を代表して小笠原奏さん（福島小出身）が次のように挨拶しました。

新入生代表　　小笠原　奏
希望を胸に、輝翔館の門をくぐるはずだった４月から二か月がたちました。今日、ようやく、私たち９５名は輝翔館の一年生として先輩方にご挨拶することができ、うれしい気持ちでいっぱいです。
この二か月、真偽が不確かな情報や多くの方が命を失っていく痛ましい状況に、言いようのない不安に、心が押しつぶされそうな日々でした。

『日常』はずっとあるとは限らない。真新しい制服を着て友達と笑いあうことも、廊下で先輩方とすれ違うこともできない。私たちが思い描いていた輝翔館での『日常』が、どれほど尊いものであったかを実感しました。
そして、その日常を手にする日を心から願っています。その日まで、今できることを懸命に、ひたむきに頑張っていきます。
まだまだ未熟な私たちですが、先生方、先輩方、ご指導よろしくおねがいします。

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スプリングセミナーとは？

入学してすぐに「グリーンピア八女」で行われる２泊３日の宿泊研修です。
輝翔館開校以来、引き継がれている伝統行事のひとつで、通称「スプセミ」。
学校からグリーンピア八女まで片道７キロの山道を登るところから始まり、輝翔館について学ぶ講座や、集団行動、校歌練習、体育大会のクラス対抗種目の練習など体を存分に動かす活動、また静かに自分の心と向き合う講座など盛りだくさんのプログラムが組まれています。２日目の夕食はバーベキューでおなかも満たされ、身も心も幸せいっぱいに。３日目、山を下り学校へ戻ってくる生徒たちは、疲れの中にも、きりっとたくましく引き締まった表情を見せてくれます。この研修を経験することで、いよいよ輝翔館生としての生活がはじまります。

生徒の感想① Ａ・Ｈ
スプリングセミナーの１日目は、３時間ぐらい歩いてグリーンピア八女に行きました。坂を登っていくのが、すごくきつくて大変でした。グリーンピア八女に着いたら、生徒会の先輩方が、輝翔館のことについて教えてくださいました。また集団行動の基本の練習や、校歌の練習をしました。校歌の練習では、最初の方声が全然出てなかったけど、発声練習などをしていくとだんだんと声が出てくるようになっていきました。夜の、ピア・サポートでは、ゲームをして、違うクラスの人たちと話すことができ楽しい時間でした。
２日目は、タイフーンや長縄、集団行動の練習をしました。タイフーンでは、自分たちで工夫して組をつくることができました。長縄では、私はまわすほうでした。縄が重たくてきつかったけど，みんなも跳べるようになってきて最後は、１７回ぐらい跳ぶことができました。次の集団行動では、２年生が教えてくれました。２年生は厳しかったけどわからないことがあったら、優しく教えてくれてすごく嬉しかったです。また、フィールドワークや、バーベキューなどすごく楽しかったし、班のみんなとも仲が深まったと思います。
３日目はクラスマッチがあり、タイフーンと大縄跳びの２つの競技で優勝できて嬉しかったし、体育大会でも、勝てるように頑張りたいです。帰りは、坂を下る方だからあまりきつくないと思っていたけど、すごくきつかったです。この３日間で、学校のことなどたくさん知れたし、色んな人との仲が深まったと思いました。

生徒の感想② Ｏ・Ｓ
私は、このスプリングセミナーでいろんなことを学びました。
１つ目は、自分たちで行動しなくてはならなかったということです。小学校の頃は、先生から言われて行動することが多かったけどスプリングセミナーは先生に言われず自分たちで時間を見て行動をしなくてはなりませんでした。５分前行動ができなかったり、反省点がたくさんありました。反省点を踏まえて２日目、３日目を過ごしました。時計を見ながら５分前行動ができました。これからの学校生活でも生かしていきたいです。
２つ目は、友達と協力することの大切さを知りました。一人ではできない事も友達と協力すれば出来ることもたくさんありました。フィールドワークでは分担してゴールする事ができました。心に残っていることは、集団行動の練習です。
そとでの練習で、きつくて暑かったけれど、先輩達が厳しく真剣に教えていただいたおかげで、基本の行動や声出しを覚えることができました。これからの体育大会の練習も大きな声を出して、一生懸命に取り組んでいきたいです。私にとって、この３日間は、大きく成長できたし学ぶことができました。スプリングセミナーで成長できたこと学んだことをこれからの学校生活に生かしていきたいと思いました。

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体育大会とは？

本校の一大イベント。中学１年生から高校３年生までの全校生徒が赤、緑、青の3ブロックに分かれ、各競技に青春のエネルギーを爆発させます。ブロックごとに練習を重ね、その中でリーダーたちはお手本となって下級生を引っ張り、下級生は先輩たちの熱い思いにこたえようと一生懸命についていきます。
種目は次のようなものがあります。
「スウェーデンリレー」「レインボーアーチ」「タイフーン」「棒引き」「応援コンテスト」 「長縄」「集団行動」「エッサッサ」など ２週間の練習期間を終えて本番で完全燃焼、その後、ブロックごとに解団式を行いますが、苦しい練習を乗り越えて、絆を深めた各ブロックからは感動の涙があふれ出ます。

生徒の感想
「優勝は・・・・・・緑ブロックです。」令和元年５月３０日、僕は最高の瞬間を体験することができた。
５ヶ月前、各長になりたい人が立候補し、選挙によって決めることを告げられた。１年前の体育大会で、ブロック長に就きたいと思っていた。しかし、自分がブロック全体をまとめられるか不安で、立候補することができなかった。
応募期間の最終日の朝、まだ悩んでいたが、どちらかというとこのまま立候補できずに一日が過ぎるんだろうなと考えながら登校した。しかし、教室に入る寸前、２人の友達に「ブロック長やらないか？」と声をかけられた。ブロック長をしたいという気持ちはだれにも言ってなかったので驚いた。その二人に「ブロック長はお前以外いない。」と背中を押され、締め切り五分前にどうにか立候補した。ギリギリで間に合った。嬉しいような嬉しくないような複雑な気持ちだった。

ブロック長としての仕事は決して順風満帆とは言えなかった。初日、同級生が腰のけがで体育大会に出られないといわれた。その後も怪我人が続出し、体育大会２週間前には３日に一人くらいのペースで怪我人が出ていた。けが人が出るたびに選択種目に出場する人を調整しなければいけない。装飾も緑ブロックはかなり遅れていたので、絵は得意なわけではないが、装飾係と一緒にバックパネルの絵も描いた。数々のトラブルはあったが、今思えば苦難を乗り切ることを心のどこかで楽しんでいたような気がする。
体育大会本番、午前中が終わった時点で緑ブロックは３位であるが、点差は僅か。他の長たちとも、「まだ１位狙えるから頑張ろう。」と盛りあがった。
いよいよ最後の種目、ブロック対抗リレー。緑ブロックは善戦し、第１１走者の時点で１・３位。「もしここで１・２位をとったら優勝できるかも。」周りを見るとみんなもそう思ったのか、すごい盛り上がりを見せていた。１・２位でのフィニッシュ。選手にみんなで一斉に「ありがとう。」の一言。「これが一体感というものか。」と感じた。

総合優勝は緑ブロック。驚きと歓喜に包まれたまま表彰式。
「表彰を受けるブロックの代表の生徒は前に出てください。」のアナウンス。
「誰が出る？そんなの想定していなかったから決めていないよ。」
「ブロック長のお前行けよ。」
「俺、団旗持っているからいけないよ。」
「そんなの俺たちが持ってるから早く行けよ。」
多分そんな意味だったと思う無言の会話をし、僕が全校生徒の前に出た。信じられない気持ちと少しの緊張感。表彰状を受け取った瞬間、校長先生からおめでとうの言葉。自然と僕は笑顔になり、緊張が一気にほどけた。そして優勝の実感が湧いてきたのも確かその時だったと思う。 僕にとって「仲間」という言葉はこの日以降新たな意味を持った。それは同じ時間と場所を共有するだけでなく、協力し、それに感謝しあう、一つの目標のために結ばれた者たちだと。

もちろんみんなは、ブロック長である自分のために尽くしてくれたわけではないが、一生懸命やってくれた「仲間」に対して僕はブロック長として深く感謝の言葉を言いたい。みんな本当にありがとう。

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介護疑似体験とは？

中学2年生が高齢者疑似体験、車いす、アイマスク体験を通して、体と心で老いや障がいについて理解を深めようという学習です。
疑似（ぎじ）とは区別がつかないほどよく似ていることを言います。高齢になると誰でも体の機能が衰えていきますが、たとえばゴーグルをつけて視界を狭めたり、体の各部位におもりをつけて動きにくくしたり、関節にサポーターを巻いて曲がりにくくしたりすることで、高齢者と同じような体の状態を体験します。また車いす、アイマスクは介護する側とされる側の両方を体験します。
この学習を通し、輝翔館生は人と人が支えあう社会への意識を高め、思いやりの心を育んでいます。

生徒の感想 Ｎ・Ｙ
介護疑似体験を通して、思ったことが三つあります。

１つ目は、「福祉」という仕事についてです。言葉自体は何度か聞いたことがありましたが、今日まで意味が分からずにいました。でも、今日のお話で、「福祉」とは、「しあわせ」と「ゆたかさ」を守っていく仕事だということを学びました。自分でもっと詳しく調べて、誰かに「福祉って何？」と聞かれたときは、教えてあげられるようになりたいです。

２つ目は、障がい者の大変さです。足や耳が不自由な人の辛さが体験をしたことでよく分かりました。車いすだと小さな段差も気になるし、耳が聞こえないと目しか頼るものがないし、とても怖く感じました。体の不自由な人は、私が思ったり感じたりしたように、怖い思いばかりしているということが分かりました。

３つ目は、介護の大変さです。私が介護している人を見た時、ずっと笑顔だったけれど、体験をしてみて、心の中で相手が怖くないかやリラックスできているかなどを考えながら、介護をしているんだろうと思いました。それでも、笑顔を絶やさずにいることがすごいし、優しいなあと思いました。
介護する側とされる側の両方の気持ちを体験できたのがとてもうれしかったです。今日習ったことや感じたことを生かして、日常生活で困っている人がいたら、まずは優しく声をかけてから手助けをしてあげたいと思います。

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乳幼児ふれあい体験活動とは？

中学３年生がクラスごとに市内の保育園に出向き、園児たちと交流する活動です。ただ遊びに行くのではなく、事前に５、６班に分かれて、どんな遊びで交流するか計画を立てます。遊びに使う道具は、なんと技術の授業時間に自分たちで作ります！当日は班ごとに遊びのコーナーを作って、園児たちを迎えますが、園児たちは自分が興味を持ったコーナーに圧倒的なパワーで押し寄せてきます！２時間程度の交流ですが、とても充実した時を過ごすことができ、小さい子供を思いやる優しい心が育ちます。

生徒の感想① Ｋ・Ｓ
僕が頑張ったことは、子どもと目線を合わせ、優しく声をかけることです。また子どもたちがどうしたら喜ぶのか考えることも頑張りました。自分たちが作ったおもちゃで、子どもたちが楽しそうに遊んでいるのを見て、良かったなと思いました。

苦労したのはおもちゃの数が少なくて、子ども同士で取り合いになったことです。どうしたらどちらも仲良く遊べるかを考えるのが大変でした。また、近くにいるけど緊張して遊べない子や、楽しそうにしていない子に声をかけることも大変でした。無理やりにならないよう、少しずつ子どもの気持ちに寄り添うのはとても根気が必要でした。 印象に残ったことは、初めは緊張してあまりしゃべらなかった子が最後には楽しそうに遊んでいたことです。その子は自分で遊び方を見つけて遊んでいたのですごいなと思いました。また、遊び疲れて膝の上に乗って寝てしまう子も印象に残っています。

学んだことは、子どもへの接し方です。体がまだ弱く背が小さいので、優しく手をとったり、しゃがんで目を合わせることが必要なんだなと思いました。子どもたちは何でも口に入れてしまうので、飲み込んでしまいそうな小さいものは離したり、床の上の物につまずいて転ばないように物をどけたりしました。少ししか体験していないけれど、ものすごく体力がいる仕事だなと思いました。毎日、子供たちの安全を守っている保育士さんはすごいなと思いました。

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職場体験学習とは？

中学２年生の夏休みに実施される勤労体験です。基本、自宅近くの事業所（会社）で３日間、仕事をします。自分の興味関心をもとに、やりたい仕事を決め、事業所には自分で電話をかけて受け入れをお願いします。
そのために、事前にマナー学習として電話のかけ方やあいさつ、訪問の仕方なども学びます。
この職場体験学習を通し、私たちが住む地域社会を知り、社会人としてのマナーや働くことの喜び、大変さを学ぶことができます。実際に仕事をやってみることが自分の将来について考えるきっかけとなり、輝翔館生は進路学習に目覚めていきます。

生徒の感想（短歌）
九博で　日本の歴史や　接客を　たくさん学べた　職場体験【Ｉ・Ｓ】
三日間　お世話になった　美容室　笑顔いっぱい　人いっぱい【Ｅ・Ａ】
働いて　たくさんの人の　ありがとう　聞くと辛さも　忘れられる【Ｏ・Ｓ】
ゴルフ場　太陽の下　かけ回り　その後飲んだ　水はおいしい【Ｓ・Ｋ】
ＮＨＫ　いろんな仕事　あったけど　皆で国営　支えているよ【Ｊ・Ｋ】
一番に　考えるのは　患者さん　命を預かる　責任学んだ【Ｎ・Ｍ】
巫女さんの　袴を着て　さあ社頭へ　うれしかった　ニコニコ笑顔【Ｎ・Ｔ】
タマスタで　頑張るスタッフ　リスペクト　私もいつか　目指す場所【Ｙ・Ｙ】
大変な　命の重さを　知る仕事　生かしていきたい　私の将来【Ｉ・Ｙ】
外作業　とても暑くて　きつすぎる　軽い気持ちじゃ　絶対やれない【Ｏ・Ｒ】
フロントに　ホテルの猫が　現れて　客の対応　代わってもらう【Ｋ・Ｓ】
行ってみて　初めて気づく　裏での努力　圧倒され　顔が固まる【Ｇ・Ｎ】
まわりには　いつもできてる　児童の輪　そのつなぎ目が　自分の仕事【Ｓ・Ｋ】
看護師の　貴重な体験　笑顔あり　患者さんから　すてきな言葉【Ｔ・Ｍ】
保育園　三日間で　知ったこと　楽な仕事は　この世にないこと【Ｔ・Ｋ】
仕事での　楽しいことや　つらいこと　心から思う　母への感謝【Ｎ・Ｈ】
保育園　園児は常に　大さわぎ　昼寝の時間　寝顔にいやされ【Ｏ・Ｎ】
きつかった　宴会場に　レストラン　ホテルの仕事は　すること山積み【Ｋ・Ｈ】
いつもとは　違う立場に　立ってみて　初めて気づく　思いと厳しさ【Ｓ・Ｙ】
棟上げは　迫力まんてん　すごかった　僕もいつか　つくってみたい【Ｔ・Ｊ】

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海外ホームステイとは？

本校では２年に１回、夏休みの期間に希望者による海外研修ホームステイを実施しています。
期間は約２週間で、令和元年度はニュージーランドのオークランド近郊で研修を行いました。生徒はその間、現地の子どもたちが通っている学校に通い、英語の授業や現地の生徒が受けている通常授業を受講します。放課後はホストファミリーとの時間を過ごすなど、生きた英語に触れる機会が多くあり、英語でのコミュニケーション力が自然と身に付きます。
また、現地の学校では文化学習やさよならパーティなどのプログラムもあり、同世代間での国際交流ができるのも一つの魅力です。週末には市内観光を行い、異文化に触れたり、ショッピングを楽しんだりできます。
外国での生活体験、ホームステイを通して、多様な価値観やものの見方・考え方にも触れ、グローバル人材への第一歩を踏み出すきっかけとなる行事です

生徒の感想① Ｍ・Ｊ
私は、ニュージーランドのホームステイで、たくさんの経験をしました。その中で私が一番心に残ったのは、違う年、違う環境で育った人達と交流をして、視野を広げられたことです。私は、人と話すのが苦手で、ホームステイ中も仲が良い人がいなくて不安でした。しかし、現地の学校では、たくさんの人が挨拶をしてくれて、とても明るい気持ちになれました。他にも、私のホームステイ先の家は、猫や犬、鳥や牛を飼っていて、動物とふれ合う貴重な体験ができました。そして、様々な体験の中で、輝翔館の別学年の人と仲良くなり、たくさんのお話をすることができました。後で家に帰って家族と一緒に写真を見ていると、だんだん表情が楽しそうになっていると言われました。いつもの学校生活だけではすることができない体験、会うことができなかった友達ができて、とても嬉しかったです。

次に心に残ったことは、文化の違いについても学ぶことができたことです。例えば、日本では部屋のドアを開けっ放しにしない家庭も多いと思いますが、ニュージーランドではドアを閉めていると入ってはいけないというようにとらえられる家庭があります。国によって、人と人のコミュニケーションの方法、共に生きていくうえでの気遣いが違うところがあり、とても興味深かったです。
今回のホームステイを通して、私が見ている世界はとてもせまかったのだと実感しました。これからは自分と違う価値観を持っている人もいるということを改めて心にとどめ、理解していこうと思います。そして、今回の経験を生かして、周りの人達にどう接していくかなどを工夫していこうと思います。

生徒の感想② Ｄ・Ｔ
私はニュージーランドのホームステイへ行けて本当に良かったなと思っています。私自身最初は行くつもりがなく、無理やり親に応募されました。正直、会話ができるか、海外の人達に迷惑をかけないようにできるか、とても心配で仕方がありませんでした。それでも実際に行ってみると、しらない文化に触れて新しい発見や新しい出会いと多くの貴重な体験をすることができました。
そんな体験の中から3つのことを紹介しようと思います。

1つ目は思った以上に会話ができるということです。ホームステイなので、しっかりと自分の考えや意見を伝えないとトラブルが起きるかもしれないし、迷惑をかけてしまうかもしれない中、助けてくれる先生もいないので、本当に心配でした。ですが、中１、２ぐらいで習う簡単な文法やバラバラな単語でも伝わり、ニュージーランドの学生ともある程度なら会話をすることができました。

2つ目は他国のことについて知ることができるということです。今の時代、インターネットを使えば何でもでてくるけど、実際に行ってみることで分かることがたくさんあります。
ニュージーランドの場合だと、標高が高く空がとても近くに見えるため、夜空がとても綺麗です。
空中に星が広がり、良い景色でした。他にも、行ったからこそ分かることが数多くありました。

3つ目は、また海外に行ってみたいと思えることです。1度海外に行き、その国を知ることで、より一層知りたいと思うようになりその国が好きになります。
その国でしか体験できないことを体験したからこそ、また行きたいと思えるのだと思います。 私は今回のホームステイを通してグローバル化している社会に一歩近づけたかなと思います。将来的に英語を使わない場面の方が少なくなってくると思います。そんな時に、自分の意思をしっかりと英語で伝えられるように、この経験を生かしていこうと思います。

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クラスマッチとは？

９月と３月に行われる、クラス対抗競技会です。
種目は前期（中学）がミニ運動会、サッカー（雨天時はドッジボール、ドッジビー）、後期（高校）はバスケットボール、バレーボール等が実施されます。
生徒会が中心となって企画運営にあたり、全校生徒はフェアプレーで熱戦を繰り広げます。
クラス、学年の絆が深まる楽しい一日です。

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Asian Day（アジアンデイ）とは？

高校１、２年生が大学と連携して留学生を招く交流企画です。
第１部全体会ではお互いの代表があいさつをした後、日本の伝統芸能を披露します。第２部は各クラスに留学生に分かれて入ってもらい、クラスごとに企画した交流を行います。
令和元年度は１８名の留学生が３名ずつクラスに分かれて、「宝探しスタンプラリー」「日本語・英語混合かるた」「大型すごろく」「英語で伝言ゲーム」などで盛り上がり、高校２年生は「日本」「日本文化」についてのプレゼンテーション（意見発表）も行いました。

同じ世代のアジアの若者との交流を通して、輝翔館生は世界を身近に感じ、世界に目を向けるきっかけを手にします。
短い時間ですが、友情を深め、お互いの存在を理解しあうことをや、コミュニケーション力を身に付けることの大切さを学ぶ貴重な行事です。

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大学訪問とは？

中学２年で福岡大学を訪問します。
模擬講義を受けたり、本校卒業生の話を聞いたり、施設、展示物見学を行うことで、「大学」への興味関心を深め、大学進学へのイメージをふくらませることができます。
昼食は大学内の食堂を利用し、ちょっぴり大学生気分を味わいます。また現地集合、現地解散ということで、自分で大学までの経路を調べ、計画を立てることで、主体的に行動する力を身に付けることができます。

生徒の感想 Ｎ・Ａ
福大訪問では，今まで見たことがなかった大学の中身を見ることができました。
現役大学生の声が聴けたり，学校内の施設が見学できたりして，貴重な体験でした。自分で電車やバスを乗り継いで，行ったことのない場所に行くのは初めてだったので，すごく緊張したし大変だったけど，楽しかったです。
模擬講義では，頭痛薬で頭痛が治ったのかというテーマで，「あることをしたことによるいい結果」なのか，またそれ以外の理由なのかを考えていかないといけないことや，自分なりの判断基準を持った方がいいことなど，たくさんのことを学べました。

在学生インタビューでは，中学・高校と大学の違いや，大学のいいところ，将来何になりたいと思っているかなど，たくさんのことを教えていただきました。
１日で福大のいろいろな面が知れて，本当にいい経験になりました。福大は色々なジャンルの生徒が１つの学校に集まり，ほかの考えを持った人との交流や意見の交換ができることが１番の魅力だと思いました。
これから先，私が進路について考える時も，今日の経験のことを思い出して，今後に生かしていきたいと思います。

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地場産業体験とは？

中学3年生で行われる、本校の位置する八女市の特産、伝統工芸品である「お茶」「仏壇」「手すき和紙」「八女提灯」についての体験学習です。
お茶については八女茶発祥の地である霊厳寺を見学し、歴史を学び、手もみ茶づくりを見学します。
また八女中央大茶園で茶畑の見学も行います。伝統工芸品については八女伝統工芸館を訪れ、八女福島仏壇金箔加工や手すき和紙作り、八女提灯絵描きのいずれかを体験することができます。
地域の伝統文化に触れ、地域を支える産業について理解を深めるとともに、体験活動を通して働くこと、モノづくりの喜びや難しさを学ぶことができます。

生徒の感想① Ｋ・Ｋ
今回の地場産業体験を通して学んだこと、考えたことが３つあります。

１つ目は、自分の住んでいる地元の伝統や文化を重んじることの大切さです。八女では、お茶や提灯や仏壇など有名なものがありますが、これらは地元を愛し、大切にしないと今まで続いていなかったと思います。職人さんが減っても昔の技などが今も受け継がれていることをすごいと思います。もっと地元の伝統や文化を重んじていきたいと感じました。

２つ目は、地元の魅力を世界に発信していくことの大切さです。地元の魅力を世界中に発信することで、その地域の特産品が売れます。特産品が売れれば、その地域が活性化します。県外への発信も大切だと思いますが、海外へ発信すれば最近は、職人不足も解決できるかもしれないと知り、とても大事なことだと知りました。

3つ目は、近代文化を取り入れることです。今、人手不足で困っています。そんな中、全てを人が担うとなると大変です。機械を上手に取り入れることで、人への負担を減らしている工夫をされていることを知りました。むかしながらのこだわりを守っていくことと同様に機械を取り入れることも大切な術であると今後の伝統の在り方について考える機会となりました。

今回の地場産業体験で今まで知らなかった八女の魅力や八女に住む人の努力や工夫を知ることができました。

生徒の感想② Ｈ・Ｓ
今回の地場産業体験では、お茶の里記念館、霊厳寺、八女中央大茶園で、八女の特産物のお茶について学びました。
茶もみ体験や様々なお話の中で、僕が印象に残っているのは、霊厳寺で聞いた、八女茶の由来についての話です。
僕は、八女茶に600年近くもの歴史があると知ったときにはとても驚き、それが今尚残っていることに八女の伝統の素晴らしさを感じました。また、八女茶を生産する際に、生産量を落としても質の高いものを作っていると聞いたときは驚きました。
年々、お茶の需要が減っている中、少量でも高品質のものを作り続けているところに、生産者の努力のすごさを感じました。

また、午後から伝統工芸館に行き、金箔はり体験をしました。金箔は思っていたよりも薄く、もろかったため、触れるとすぐに破れます。
手先の器用さに自信のある僕も、完璧に仕上げることはできませんでした。実際の仏壇づくりでは、この作業をひたすらしないといけないのだと思うと、職人の集中力がいかにすごいかが分かりました。

体験後、館内を見て回ると、伝統工芸品の他に、和紙でできたバッグ、現代風の陶器など、伝統的な工芸品に現代風なデザインを加えたものが多数あり、伝統工芸品を時代に合わせて売るための工夫をしているのだと感じました。これからも伝統が受け継がれていってほしいです。

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文化発表会とは？

秋の文化イベントです。午前中は体育館にてまず合唱コンクールが開催されます。
中学１年から３年までのクラス対抗です。数か月前から休み時間や放課後も使って練習を重ねるので、毎年とてもレベルが高い歌唱を聴くことができます。
続いて校外学習・部活動発表が行われ、校外での研修活動やホームステイの報告、英語スピーチ等、輝翔館生が積極的に取り組んでいる学習活動や、文化部の日々の活動の様子を知ることができます。

午後は自由見学の時間で、体育館ではオーディションを突破したグループが、ステージ発表で盛り上げてくれます。吹奏楽部の迫力ある演奏も目玉です。また校内では文化部や委員会の展示発表が行われます。
茶道部のお点前披露も人気です。
最後は全校生徒が体育館に集まり、閉会行事が行われ、合唱コンクールの表彰では１位を獲得したクラスの喜びの声が響き渡ります。

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修学旅行とは？

前期（中学３年）と後期（高校２年）でそれぞれ修学旅行が実施されます。
前期課程は国内修学旅行です。
令和元年度、前期は２泊３日の行程で奈良京都へ行きました。１日目は博多駅に集合し、新幹線で新大阪へ。バスに乗り換えて平等院鳳凰堂、島津製作所を見学。夜は宿泊先で京都奈良文化体験研修（舞妓鑑賞）を行いました。
２日目は京都市内班別自主研修。事前に計画を立てていたコースを班員で助け合いながら見学しました。夜は自主研修テーマについてまとめました。
３日目は東大寺、奈良公園を見学し、新幹線で新大阪から博多へ帰ってきました。

生徒の感想① Ｈ・Ｋ
今回の修学旅行を通してたくさんの発見や２泊３日という友達との生活でのいいところなどを見つけることができて、すごく充実した３日間となりました。
ずっと楽しみにしていた行事だったので前日はあまり寝れないほどでした。 そして、修学旅行当日。たくさん見送りに来てくださった人がいてうれしかったです。
新幹線に乗り、新大阪駅に着いた後、バスで平等院鳳凰堂にいきました。１０円玉と比較したり、世界遺産のすごさというのを実際に肌で感じることができました。島津製作所では、たくさんの機械であったり、今まで作ってきたものなどの話をされました。これからの生活に役立てれるのばかりで勉強になりました。ホテルへ着いた後は、ばたばたで忙しかったけれど疲れていたのですぐ寝れました。 ２日目は、主に班でいろいろなところを回る自主研修でした。

まず、太秦映画村にいきました。ここでは、僕たちの班のテーマである建物について詳しく知ることができました。昔と今の共通点や違う点をたくさん見つけることができて良かったです。
ランチは予定していた店とは違ったけれどおいしいパスタを食べました。他にも五重塔を見ました。昔の建物というのは、木と木で組み合わせて、くぎを一切使っていないというのがはっきり分かる建物でした。最初は不安だったけどなんとか予定通り回ることができ、よかったです。 ３日目は、東大寺や奈良公園に行きました。
大仏は思っていた以上に大きくて驚きました。奈良公園では、鹿と触れ合うことができて楽しかったです。そして、新大阪駅に戻り、新幹線に乗り福岡へと帰ってきました。
この修学旅行での一番の収穫は、京都、奈良の歴史の重みを感じられたということです。もともと昔の人が生活していたり、その建物を建造した技術力の高さに驚かされるばかりでした。そしてこれからの建物が、人々の暮らしを支えていたのだなと思うとすごいなと改めて感じました。
そして、この修学旅行で学んだ行動やマナー、ルールを守り、これからの学校生活に生かしていければいいなと思います。この修学旅行がいい思い出になってよかったです。

生徒の感想② Ｍ・Ｒ
私は、今回の修学旅行を通して、いろいろなことを学びました。その中でも特に学んだことを３つ紹介します。
１つ目は、時間の大切さです。２日目の自主研修のときに、限られた時間の中で、たくさんの場所を回らなければなりませんでした。そして、時間の関係で、予定していた三十三間堂をコースから外しました。ここで、時間が無限ではないことを改めて実感しました。
その時、なぜ時間が押したかというと、班行動しなければいけないのに、自分たちの意思で、別行動をしたからです。ルールがあるのには理由があります。例えば、別行動をしてはいけないというルールがあるのは、別行動をしていて、万が一、事故にあったら連絡がつかなくなるからです。そこで、ルールの大切さを学びました。
最後に、初めて友だちと一緒に２泊して、友だちの新たな一面を知ることができました。いつも会っている友だちですが、それがその友だちの全てではないことに気付きました。今まで、友だちの全てを理解していないにも関わらず、良い、悪いを判断してきました。見方を変えれば、たくさんの良い面があります。
私は、３つ目に、そのことを学びました。これからは、多面的に物事を判断したいと思います。
修学旅行は、楽しかったです。それで終わらず、先ほど学んだことを、今後に生かしていきたいです。

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修学旅行とは？

後期課程は海外修学旅行です。 平成３０年度（当時は高１で実施）、４泊５日の行程でシンガポール・マレーシアへ行きました。
１日目は移動、２日目はマレーシア・ジョホールバルでの学校交流の後、民族衣装に着替え、グループに分かれて現地の家を訪問し、昼食（右手でカレーをいただきました）と交流の時間を持ちました。
３日目は団体でシンガポール市内観光をした後、グループ活動を行いました。
現地の大学生の支援を受けながら、事前学習をしていたポイントを自分たちで見学して回りました。夜は現地の日本企業に勤められている方からお話をしていただきました。
４日目、ユニバーサルスタジオ・シンガポールで班別研修。夜はリバーナイトクルーズでシンガポールの夜景を満喫しました。
５日目、機内泊で早朝の福岡空港に降り立ちました。

生徒の感想① Ｈ・Ｋ
シンガポールで印象に残っていることは、民族についてです。
シンガポールは中華系、マレー系、インド系などを含む民族国家です。そのため、目にした新聞や街の看板は中国語と英語が併記されているものがありました。
この国が人種も言語も違うのに一つの国として成り立っていることに僕は興味を持ちました。またシンガポールの建物も印象に残っています。シンガポールでは一戸建てがあまりなく、ほとんどの人がマンションのような集合住宅に住んでいます。
お店などは暑さのためオープンテラスが多く、ビルの構造は独創的でした。マリーナベイサンズの屋上のプールは斬新でした。またマレーシアの家は日本の家の構造と少し異なり、部屋と部屋の間のドアがなく、風通しの良いつくりでした。クーラーもついて暑さ対策はしっかりしてありました。
僕が修学旅行で学んだことは、言葉が分からなくても思いが通じるということです。僕は英語が苦手ですが、一生懸命伝えようとする意思があれば伝わると思います。例えばＵＳＳに行った時も知らない外国人と楽しい感情を共有できました。この体験はとてもうれしかったし、コミュニケーションがとれたという自信にもつながりました。
修学旅行を通じて、自分の世界が広がったように感じました。

生徒の感想② Ｎ・Ａ
今回の修学旅行で楽しかったこと、後悔したこと、大変だったことなどたくさんありました。
私が一番シンガポール、マレーシアで驚いたことは標識です。日本の標識とは違っていて、中には「なんだ？これ。」と思うものや、おもしろい標識がありました。
国によって全く違うので、なぜこの形になって、この意味がつくのかなど知りたくなりました。

１日目は出国、入国審査の仕方を学びました。日本を出国した時は機械で出国審査が行われ、シンガポールでは日本と異なり人が審査していました。
日本はここまで進化しているのかとびっくりしました。文化の違いもはっきりと分かりました。その日の夕食は中華料理でした。最初は「なんておいしそうなんだろう」とわくわくしていました。だけど一口食べただけで、日本の中華料理と違うと衝撃を受けました。その日の夕食は私の口にはあいませんでした。

２日目はたくさんの人と交流しました。まず交流校で、ペアになった学生さんと「何か話さないと」と思い、いろいろなことを単語単語で試行錯誤しながら話しました。
とても仲良くなれて連絡先ももらい、とても嬉しかったです。日本と外国の学校の違いがよく分かった日になりました。その後のホームビジットでは家庭料理をいただきました。日本ではお箸などを使って食べるけど、マレーシアの人たちは手で食べます。マレーシアの食文化にならって、手で食べるのは少し恥ずかしかったけれど、食べた料理がとてもおいしく、ホテルの料理よりもおいしくてもっと食べたいと思いました。
３日目は海外で働く日本人の話を聞きました。外国の方が会社を作る人が多いということを聞き、衝撃でした。とても実になる内容でした。
４日目はＵＳＳに行きました。ＵＳＪに行ったことがなく、どんな感じだろうとわくわくしました。パフォーマンス、食べ物など初めてでたくさんのことに感動しました。次はＵＳＪに行きたいです。
この５日間で私は英語力のなさを後悔しました。
次に交流校の友達に会いに行くとき、英語で普通に会話できるように頑張ります。

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立志式とは？

前期課程（中学校）を終えて、後期課程（高校）に向けて気持ちを切り替え、「志」を立てる式典で、一般の中学校の卒業式にあたります。中高一貫教育ではありますが、後期課程は義務教育ではなくなりますので、その責任の重さを自覚する場でもあります。生徒代表が立志作文を朗読し、後期課程、そして将来への思いを述べますが、この式を通して前期課程を終えた輝翔館生の表情はよりいっそう引き締まり、後期課程へ力強い一歩を踏み出します。

生徒立志作文① Ｎ．Ｍ
　「今までの３年間、私は何を頑張ってきたのだろう」私はこの作文を書く時にこのことについて一番悩みました。「頑張る」とはどういうことなのでしょう。まわりの人がどう考えるかは分かりませんが私はあることに対して一生懸命に取り組み、楽しいと思えていることが頑張っていると言えると考えました。
となると私が頑張ったことは２つあります。
一つ目は音楽を極めること。２つ目は良好な人間関係を築くことです。私は母のおなかの中にいるころから吹奏楽や歌など、音と毎日一緒にいました。そんな私が今では吹奏楽部に入り自分で音を作り出し楽しもうとしています。人間関係に関しては、学校の先生や先輩、同級生などと話すときに相手の気持ちを考えたり、それぞれの考えを伝えあったりしています。今までは話しを聞く側だった私がこのようなことを楽しみながらできています。しかし、まだ勉強不足なせいなのか、もめてしまうことが多々ありますが、これから大人になっていくうえでコミュニケーションをより楽しめるよう様々なことを学んでいこうと思っています。

そんな私が目指しているのは学校の先生になることです。
詳しく言うと音楽を教える人になりたいです。私にとって音楽は一生手離せないものと思っています。部活の顧問の先生の影響ということもあるでしょう。「好きなことに一生懸命している」「生徒とかかわって色々な関係を築くことができている」「誰かと一緒に楽しむことができている」顧問の先生の姿はこう見えました。
私はそのような人になりたいと今、強く思うことが出来ています。そのために残りの３年間で「頑張る」ことを決めました。
一つ目はもちろん勉強です。授業で習うことも音楽についてのこともそれぞれしっかり学んでいきます。
二つ目は感謝できる人になることです。

夢をくれた先生や先輩、応援してくれる母と父、一緒に大人になる双子の妹、他にも沢山います。
そういあった人たちに心から感謝できるような素晴らしい大人になりたいです。

生徒立志作文② Ｙ．Ａ
私は輝翔館に入学が決定した時、うれしいと思うと当時にとても不安に感じました。
それは、今までとは違う環境になり、人数も増え、授業の進むスピードも速くなると思っていたからです。入学前の私は、周囲の雰囲気に流されやすく、人の顔色を気にしすぎていました。輝翔館への入学が決定し、中学に入ったらこうしようと決めたことがあります。
それは物事に一生懸命に取り組み、新しい自分を見つけ、成長するということです。そのために私は、勉強はもちろん、学校行事などにも積極的に参加していこうと決めていました。集団行動のリーダーや、合唱コンクールの実行委員や指揮者、常任委員など様々なことにチャレンジしました。どの仕事も大変でしたが、すべて自分にとっていい経験になりました。特に、１年生の時に務めた合唱コンクールの実行委員と、２年生での集団行動のリーダーが印象に残っています。この二つの仕事では、人のまとめ方や、相手に対する言葉のかけ方などを学ぶことができました。

私は後期課程では、文系を選択しています。それは図書館司書という夢に少しでも近づくためです。
私は正直英語が苦手です。しかし、司書になった時、外国の本を扱うことや、外国の方と接する機会があるかもしれないと思うと、必要だと分かってきました。後期生になるまでに、前期の内容の復習を行い、中学英語ができている状態で後期へ進むことを、残り少ない後期生になるまでの最後の目標とします。そして後期課程での目標は、授業の復習、演習を繰り返し行うこと、前期生ではできなかったことにチャレンジしていくことです。
私がここまで、自分の夢を語ることができるのは、今まで支え、時にはアドバイスまでくれた両親のおかげです。これから夢に向かって進んでいく私を見守っていてください。

生徒立志作文③ Ａ．Ｋ
自分は探究心が強い人になりたいです。 　そのために、本やニュースの内容に疑問を持ち、ひとつの情報の裏に隠れた背景や意図をいくつも汲み取り、物事の本質を見抜いて正しく判断しようとする姿勢を心がけていきたいです。
例えば、先生がおっしゃっていることをただそのまま受け取るのではなく、著名人などの考え方や価値観を照らし合わせて自分の意見を確立させます。また、自分の視野を広げ、色々なことに興味を持つためにいろいろな活動を積極的に行いたいです。
また、自分が納得いくまで追求し続ける姿勢を大切にします。何かひとつの壁にぶつかったとしても、物事をポジティブにとらえることで、それがモチベーションになります。日常的に、物事の背景や本質を理解しようとする姿勢を習慣化し、「当り前」と感じるようになりたいです。
このように考えるようになったのは、自分が身の回りのものをもっと便利にする、エンジニアなどの職業に就きたいと思ったからです。色々な事に興味を持つことができるようになれば、アイデアがたくさん生まれると思います。
しかし、自分の興味があることに夢中になって、他の人に対する態度や自分がやるべきことがおろそかになってしまっては意味がありません。そうならないために、きちんと優先順位をつけたり、時間を決めて行動にメリハリをつけたりする必要があると思います。また、深く考えすぎて大きなチャンスを逃してしまわないように気をつけたいです。
これからは、いろいろな体験を通して、少しでも疑問に思うことがあれば、自分が納得いくまで追求しながら、周りの人のことも考えていくことに気をつけたいです。

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卒業証書授与式とは？

輝翔館６年間の最後の授業である卒業証書授与式。本校での学びの成果の発表の場でもあります。共に学び６年間かけて深めた友情と、固く結んだ絆、そして多くの先生方との出会いは人生の宝物です。その思いが式場いっぱいにあふれだすのが、式のクライマックスである「答辞」。令和元年度は新型コロナ感染症対策として規模縮小、時間も短縮して実施された卒業証書授与式でしたが、在校生代表による「送辞」と卒業生代表「答辞」は通常通り実施しました。「答辞」は本校で学んだ生徒のみなさんの最後の発表です。

答 辞
教室から望む山々にも春霞が立ちのぼり、校内を吹き渡る風にも春の温かさが感じられる今日、３月１日に私たち輝翔館中等教育学校１１期生８８名は卒業します。本日は江崎校長先生をはじめとする先生方、御来賓の皆様、保護者の皆様、在校生の皆さんに、このように盛大な卒業式を執り行っていただき、卒業生一同心より御礼申し上げます。
　思い返せば、ついこの前入学したかのように思えるほどあっという間の６年間で、今日この学校を旅立つことが信じられません。私たちは6年前の春、それぞれの小学校から期待と不安を胸に、この輝翔館に入学してきました。初めは見知らぬ者同士、本来の自分をさらけ出すことができず、互いに気を遣いながら話していた日が昨日のことのように思い出されます。
しかし、入学してすぐに行われたスプリングセミナーをきっかけに打ち解け、グリーンピア八女から歩いて帰った道中では、仲良くなった友達といろんな話をしました。スプリングセミナーでは、先輩方から集団行動やエッサッサの基本を教えていただき、毎日必死に練習し、輝翔館の伝統を体感することができました。その時のきつさは今でも覚えていますが、そんなスプリングセミナーのおかげで、入学時に抱いた大きな不安もなくなり、新しい友達もたくさんでき、これから始まる輝翔館での生活に心を躍らせたことを思い出します。
振り返れば、茶道教室や大学訪問、文化発表会に修学旅行など、様々な体験が走馬灯のように思い出されます。これらの体験を通して多くの事を学び、ここまで成長することができました。しかし、全てのことは自分一人の力で成せたことではありません。特に、最高学年で挑んだ体育大会では、練習や準備の計画を綿密に立てて、素晴らしい大会にしようとみんなで意気込んで取り掛かりました。しかし、その気持ちが先走り、予定通り進まないことも、メンバー同士が衝突し、つらい思いをしたことも数多くありました。それを乗り越えられたのは、お互いになんでも言い合え、落ち込んでいる人を見放さず、助け合える１１期生の仲間がいたからだと思います。

　私達には、この場で感謝を伝えたい方々がいらっしゃいます。この６年間、私たちを傍で支えて下さった先生方。毎日の授業はもちろん、早朝や放課後の個別指導や進路相談、また部活動にも親身になって対応して下さいました。６年生になり、本格的に進路を絞り込まなければならなくなった時、先生方は私たち一人一人の進路を気にかけて下さり、朝早くから夜遅く、休日まで私たちに向かい合って下さいました。時に優しく時にはとても厳しく、的確にご指導くださったおかげで、今日という日を迎えることができました。先生方が今日までにかけてくださった心のこもった数々の言葉は、私たちの不安を打ち消し、前に進む勇気を与えてくれました。いつか立派になって再び先生方と会えるよう、努めて参ります。６年間、本当にありがとうございました。
　そして、私たちの一番近くで応援してくれた家族。今こうして卒業できるのも、この１８年間温かく見守り、支え続けてくれた家族の存在があったからです。家族の存在は私たちにとって当たり前だと勘違いして、その存在に甘えてしまい、時には口答えをしたり、反抗的な態度を取ったりして、困らせてしまうこともありました。素直になれず、黙り込んでしまう時もありましたが、そんな時でも、家族が私たちを大切に思ってくれている気持ちは十分に伝わっていました。素直にごめんなさいを言えなかったことを後悔しています。いつも変わらない愛情を注いで見守ってくれたこと、普段は恥ずかしくて言えませんが、本当にありがとうございました。これからも私たちの活躍を応援して下さい。
　そして、６年間どんな時も一緒に過ごした１１期生の皆さん。長いようで短かったこの６年間、楽しいことばかりではありませんでしたね。ですが、どんな時も男女関係なく支え合い、高め合える１１期生の仲間と共に、この６年間を送ることができて本当に幸せでした。
毎日のたわいない会話も、テスト勉強に追われたあの日々も、今となっては懐かしい思い出です。これから歩む道はそれぞれ違いますが、私たちをいつも支えてくださった方々への感謝を忘れず、自分の決めた道を力強く進んでいきましょう。
６年前の春には、まだよく分からなかった「夢」や「目標」があの時と同じこの場所で、「自分の進む道」として、今はっきりと見えています。これから私たちは、それぞれが選択した進路に向かって一歩一歩自分の足で進んでいきます。どの道へ進むにしても、社会人としての自覚を持ち、自分に責任を持てる人生を歩んでいきたいと考えています。今後、大きな壁にぶつかったとしても、輝翔館で得た多くの思い出、自信や誇り、そして仲間や先生方とのかけがえのない絆、こんなにたくさんのものを持っている私たちだからこそきっと乗り越えられる。なんだってやり遂げられる。どんな夢だって追いかけられる。心からそう信じています。今日まで本当にありがとうございました。最後になりますが、皆様方の御健康と輝翔館中等教育学校の更なる発展を願い、答辞と致します。

令和２年３月１日　卒業生代表