9月30日に本校後期生希望者25名とヤマトグループ総合研究所の方と物流をテーマに、以下の2点を目的としてオンライン交流会を実施しました。
・企業の専門的な取り組みを学び、視野を広げる。
・物流を通して、現代社会の問題点や未来社会の展望を考察する。
現6年生が昨年度、物流の論文を制作し、それを評価していただいたことがきっかけで、今回の交流会が実現しました。物流について深く意識していない生徒たちとって、専門的な物流のことや未来の物流を知り、驚きがいっぱいだったようで、貴重な機会となりました。
参加した生徒の感想文を抜粋しています。
今日デジタル化が進む中で考えられる未来の物流はドローンの利用、自動運転の導入などが考えられると思っていたのですが、機械面での未来を考えるのではなく、効率面での未来についてだったので、より現実的な問題を直視することができました。(6年Gさん)
本日の講義を聞いて、私が一番興味を持ったのは、物流を取り扱うヤマトグループが、ただ物を運んでいるだけでなく、物流で持続可能な社会に貢献しているということです。ただ物を運ぶだけでなく、お買い物代行と組み合わせて見守り支援を行っていたり、荷物と人を一緒に乗せて物流を効率化させていたり、道路を走っている時の映像を道路パトロールに活用されていたりすることを初めて知りました。今まで培ってきたノウハウを活かしてよりよい社会をつくっているというのがとても面白かったです。(5年Iさん)
今回の講演で物流の仕組みだけでなく考え方や捉え方についてもお話されていて、一つの職業にも役割がたくさんあり、その一つ一つが大切なのだということにも気づけました。
(5年K君)
今回の交流で特に印象に残っているのは、保温宅配サービスがなぜないのか、ということと、コロナウイルス拡大での影響についてです。コロナウイルスによって、より多くの人が物流サービスを活用するようになった今、利用者側の対策として実践されていることなど気になっていたので、知ることができて良かったです。
デジタル化し、多くの人が宅配を利用するようになった今、たくさんの人が物流のこれまでやこれからを見直し、考え、未来での物流サービスをより使いやすくすることができればいいなと思います。(5年M君)
バスと宅急便が共働するということ関心を持ちました。私の地域はバスを利用する人が減少し、バスの運行が停止されてしまいました。しかし、バスと宅急便が共働すると、バスも運行停止することなく、CO2の減少も考えることができるので一石二鳥だと感じました。また、高齢者の多い地域では、配達の際に体調を伺うなど、見守り支援を行っていることを知り、とても心が温まりました。(4年Kさん)