6月23日(月)から、輝翔館の卒業生4名が教育実習を行っています。
福井遥花さん(福岡教育大学)教科:美術

福井さんは今回の教育実習は2回目となります。1回目は福岡教育大学の付属学校で実習を行ったそうです。
実習を通して感じた中学生と高校生の違いについて、福井さんは「中学生はワイワイと活発に活動するのに対し、高校生は黙々と取り組む傾向がある」と話しています。そのため、高校生にも「美術をもっと楽しく学んでほしい」という思いを強く持っており、授業では生徒が自由に発想し、表現できるような雰囲気作りを心がけているとのことです。
川口優華さん(奈良学園大学)教科:数学

川口さんは今回の教育実習は2回目となります。昨年は小学校で実習を行ったそうです。
今回の実習では、ご自身の輝翔館での経験が非常に大きいと感じているようです。将来は小学校の教員を志望しており、「苦手意識を持つ子どもたちによりそえる教員になりたい」という明確な目標を持っています。
また、様々な先生方の授業を見学し、「良いところを取り入れて自分のものにしたい」と意欲を見せています。
坂井龍王さん(駒澤大学 )教科:社会

今回の教育実習での目標は、「自分なりの授業スタイルを確立させること」です。大学で学んだ3人の先生方の授業方法を参考に、Chromebookを活用した地理の体験的な授業を実践しています。今後は、生徒同士で教え合う「学び合い」の学習方法も取り入れたいと考えているそうです。
坂井さんは将来、高校の社会科(地理)の教員を目指しています。輝翔館では中高一貫のため、中学校での学習内容を把握した上で高校の授業に臨める点に利点を感じています。
実習が始まり、当初の想像よりも輝翔館の中学生が活発で賑やかだと感じています。特に、コロナ禍の影響で学校生活が制限されていた自分たちの学生時代とは異なり、現在の生徒たちは活発に活動している様子に驚きを感じているようです。また、学年によって生徒の雰囲気が異なり、高校生はより落ち着いて主体的に学習に取り組む姿勢が見られると話しています。
宇野 萌心さん(尚美学園大学)教科:情報
宇野さんは在学中、吹奏楽部に所属されていました。輝翔館での授業で特に印象に残っているのは、「総合的な探究の時間」におけるSDGsに関する研究とのことです。この研究は大学の先生にも非常に興味を持たれたと話しており、当時の輝翔館での探究活動が非常に本格的で、大学の研究に近いレベルだったと振り返っています。
今回の教育実習では、「情報をわかりやすく、そして生徒たちが興味を持てるような授業をしたい」という目標を掲げています。特に、情報に馴染みのない生徒にもプログラミングやデザインといった多様な側面があることを伝え、苦手意識を持つ生徒にも「最初が分かれば難しくない」ということを教えたいと考えています。生徒が楽しく情報に触れられるような授業を目指しているそうです。
輝翔館での6年間を振り返り、吹奏楽部では中高生が一緒に活動していたため、中学の頃から高校生と交流があったと話します。また、当時からiPadの導入や本格的な探究活動が行われていたことに触れ、それが大学での学びに繋がったと強調しています。特にSDGsの研究は、コロナ禍よりも記憶に残るほど充実しており、他の学校とは異なる輝翔館の特色だと感じているようです。