12月5日(木)、本校2年生が地場産業体験を行いました。
輝翔館のある福岡県八女市は多くの伝統工芸が存在し、
その中でも「八女福島仏壇」と「八女提灯」は国指定伝統的工芸品の指定を受けています。
今回この「八女福島仏壇」と「八女提灯」に直接触れ、地域を支える産業への理解を深めます。
一般社団法人 伝統的工芸品産業振興協会様より講師の皆様にお越しいただき、
職人の方から伝統工芸品についての説明をいただいた後で、職人の技を体感する実習を行っていただきました。
八女福島仏壇の体験
仏壇を作る際に用いられる重要な技術である、金箔貼りを体験させていただきました。
今回はお箸に金箔を貼ります。下地の黒を残したい部分にマスキングテープで養生し、金箔を貼った後に剥がします。それぞれが思い思いのデザインをして取り組みました。
八女提灯の絵描き
八女提灯の絵はひとつひとつが手書きであることが特徴の一つです。また職人さんたちは独自の技術で凹凸のある提灯に凄い速さで絵を描かれます。
その技術の素晴らしさ、八女提灯の美しさを体感すべく絵描き体験を行いました。
職人さんたちより手ほどきを受けながら、提灯に描いていきました。
生徒たちの感想
・伝統的工芸品に触れて、どのようにして作られているのか、どれくらい時間をかけているのかなど、職人の方々の凄さを知ることができました。また思ったより伝統的工芸品が身近にあることを知り、もっと地元のことに詳しくなり、貴重な体験を忘れずこれからも生活していきたいです。
・私は八女市に住んでいるのですが、伝統工芸についてまだ知らなかったことも多くありました。
これで終わるのではなく、もっと八女の伝統工芸品に触れて、地域のことを知り、周りに広めていきたいと思いました。
生徒たちは自分たちのいる八女市に、職人さんたちが紡いでこられた伝統工芸があることに強い興味や関心を持ったようでした。中には八女以外の地域に存在する伝統工芸についても調べてみたいと考える生徒もおり、とても良い学びとなったようでした。講師の皆様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。