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進路応援助成金交付式(下半期)を行いました。

7月に続き下半期の進路応援助成金の交付式を行いました。

下半期で授与されるものは

英検 準1級合格 2名

英検 2級合格 2名

英検 準2級合格 5名

GTEC スコア930~1179達成 6名

延べ15名が授与されました。

中には5年生(高2)で準1級に合格した生徒も居り、来年以降の活躍が益々楽しみです。

「福岡から世界へ」人材育成プロジェクト参加 ー5年生 明石 悠愛さんー

福岡県教育委員会主催「福岡から世界へ」人材育成プロジェクトに5年生の明石悠愛さん(久留米市立江上小学校出身)が参加してまいりました。

Q:このプロジェクトに参加しようと思ったきっかけは?

もともと海外に行ってみたいと思っており、募集資格に「学校教育活動(生徒会活動)に意欲的に取り組んでいる者」とあったので、これはチャンスだと思いました。

さらにオーストラリアにも一度いってみて現地の人々と触れ合えることが出来たらいいなと思っていたので、3つのコースからオーストラリアを選択しました。

Q:参加が初めて集まった時はどのような雰囲気でしたか?

一緒に参加した人たちはいろいろな高校の人たちで、最初はみんな緊張していました。

しかし、誰もが積極的にコミュニケーションを取ろうとしていたので、初対面は緊張する私でもすぐに打ち解けることができました。

最後は本当に仲良くなりました。このつながりを大切にしたいと思い、最後別れるときは「またね」で挨拶をしました。

本当にかけがえのないものになりました。

 

Q:現地ではどのようなプログラムがありましたか?

初日は、早朝にマーケットで野菜や果物の売り方の仕組みを学び、午前は乳牛ファーム(大規模)を見学して仕組みを学びました。

昼食後、午後は水耕栽培(葉物野菜)についての勉強をしました。

   

Q:ホストファミリー宅ではどのようなことを学びましたか?

5グループに分かれて4人でホストファミリー宅に宿泊しました。
野菜と栽培と鶏を飼育されており、私は卵の収穫を手伝いました。

こだわりを持って栽培・育成されており、非常に勉強になりました。

  

Q:その他に印象に残ったことはありますか?

最終日にシドニーの観光をしました。
現地の観光名所をガイドさんと共に回ったり、現地に留学している日本人の方と交流をしました。

その日本人の方は現地の大学へ入学されており、経済学などさまざまなことを学んでいると聞きました。

その生き生きとした姿をみて、将来的には私も海外で学んでみたいと思いました。

 

 

他にも、現地の方々の対応にもびっくりしました。

街を歩いていると、現地の方々にたくさん話しかけられました。
日本ではそのようなことがない感覚になりました。

また、海外の人は自分を表現することが上手だと感じました。
自分自身が苦手な所があるので、自分もそのようになりたいと思いました。

Q:最後にみなさんに伝えたいことはありますか?
今回、福岡県が主催するプロジェクトに参加しましたが、他にも色々なプロジェクトがあると思います。

私も参加するまでの一歩がなかなか踏み出せませんでしたが、参加してみることで自分自身の視野が広がりました。

外の世界を知ることを、いろいろな人にもして欲しいと思っています。

 

「八女市青少年シアトル訪問事業」参加ー5年生 堤 眞彩さんー

八女市青少年シアトル訪問事業は、八女市にルーツを持ち、米国ワシントン州在住の玉井純夫氏から八女市での青少年の国際交流事業の実施を目的とした寄付金を原資として実施されるものです。

八女市の次代を担う子どもたちが、シアトル(アメリカ合衆国)を訪問し、本場の英語に触れ、文化や考え方の違いを体験しながら、国際理解につながる経験を通して、世界を意識した視野や国際感覚を身に付けた心豊かな人材の育成が目的とされています。

 

2024年3月に実施されるこの事業に、5年生の堤 眞彩さんが選出されました!

 

堤さんは学校に掲示されていたポスターを見て参加したいと思ったそうです。

 堤さん「私は将来、金融や経済の世界に進みたいという夢を持っていて、いつか世界経済の中心であるアメリカや、イギリスなどのヨーロッパに行ってみたいと思っていました。」

 

ご家族と仕事や将来について話す中で、金融や経済に興味を持ったそう。

 堤さん「自分で学んだ知識を実際に使うことができるのが金融や経済の世界だと思っていて、そういった所に魅力を感じています。」

1月から事前研修などが始まるそうで、それまでに色々と準備が必要だそうです。

 堤さん「海外に行くのが初めてなので、まずはパスポートも取得しないといけなくて。また、訪問先での日常会話に困らないように、単語帳を使って英語の練習をしています。アメリカに住んでいる親族の影響もあって、英語がもともと好きなので楽しく勉強しています。」

 

シアトルでは、ホームステイ・総領事館訪問・日系企業訪問・施設見学・現地学生との交流が予定されています。

 堤さん「日系企業への訪問が楽しみです。その企業に就職などをしなければ見ることができない事などを勉強できる機会なので特に楽しみにしています。また、日本以外の文化を学ぶことができる良い機会でもあると思っていて、すべてが楽しみです。」

 

最後に意気込みを聞きました。

 堤さん「何も知らない状態での訪問なので不安は大きいですが、これまでも国内留学や留学生の交流など、チャレンジをしてきたので、今回も良いチャレンジの機会として、楽しくいろんなことを学んで将来に繋げていきたいと思います!」

日々チャレンジを行う中で、巡ってきたチャンスを見事掴んだ堤さん。

シアトル訪問に向けての心境を、明るく話をしてくれました。

この訪問でたくさんの事を学び、またお話を聞かせてください!

令和5年7月九州北部豪雨災害 ボランティア活動 ―6年 井波蓮信さん―

7月10日朝、九州北部に豪雨が降り、各地で災害が発生しました。

井波さんの住む田主丸地域にも大きな被害が出ました。土砂災害が発生し、大きな岩、電柱・車・木と様々なものが流れた。その中には「頑丈なもの」と思っていた「家」もあり、見たことがない姿になっていました。

 

井波さん「見慣れた景色が一瞬で変わって、書き換えられてしまうのは衝撃的でした。」

井波さんの中に、これまでの災害の際に感じた悔しい気持ちがよみがえりました。

井波さん「熊本地震や九州北部豪雨の際に両親がボランティアに行っていて、自分も行きたかったけどまだ小学生で参加ができませんでした。何かしら力になりたかったです。」

 

しかし、今回はもう身体も成長しボランティアとして活動することができます。

井波さん「部活動の関係で身体を鍛えているのですが、今日この時の為に鍛えていたのかもと自分を鼓舞して作業にあたりました。」

 

まずは近隣の被災家屋の泥かきからはじめましたが、1軒の復旧が完了するまで2週間はかかるなどなかなか進まない上に、人手不足にも直面しました。

井波さん「田主丸の街中の方は浸水被害が多くて、浸水のほうはボランティアの作業がしやすいんですよ。でも土砂災害になると力仕事がとても多いうえに、感染症などの危険もあったり、大きな機械とかが必要になって、なかなか人が来れませんでした。濡れた畳なんかは物凄く重くて大変でした。」

 

 

晴れた日は率先して泥かきなどに参加し、そのほかの日は避難所でのボランティアも行いました。

井波さん「特技であるアートバルーンを活かして、避難所となっている小学校で子どもたちに披露して一緒に遊ぶことで、心のケアに取り組むこともできました。ボランティアは災害の際にどう動くかなど自分の為でもあるのかと思います。」

 

ボランティアの中で多くの人との交流が生まれました。

井波さん「道ですれ違った時に挨拶するくらいだったけど、一緒に泥かきをしていると会話が増えました。これまでよりずっと深くお互いを知ることができました。」

 

なんと芸能人の方もボランティアに来られていたそうです。

井波さん「タレントのはるな愛さんがボランティアに来てくださって一緒に作業しました。とても気さくで明るく、現場が活気づきました。」

 

豪雨から半年となりますが、まだ復旧は終わっていないそうです。

井波さん「まだ終わってなくて、小学生の通学路のそばに瓦礫が積みあがったところとかもあって、早く綺麗にしてあげたいです。砂防ダムも壊れていてまだ危ないところもあります。」

災害は多くのものを奪っていきましたが、その反面大きなものを得たと感じているそうです。

井波さん「地域の方との強いつながりや、災害の現場で臨機応変に動く力がついたように思います。こういった経験をしたということが大きいです。あと筋肉もさらにつきました(笑)。」

実は井波さんの自宅も被災しており、まだ復旧は完了していません。

しかし、「うちはまだ軽いほうだから」と被害が大きかったところのボランティアを継続して行っています。

 

井波さんは現在6年生で今度の3月で卒業です。これからの夢などの実現に今回の災害で経験したことや、自ら考え行動したことがきっと井波さん自身の力になると思います。

黒木小学校からお礼状が届きました

先日、八女市立黒木小学校の2年生8名が、生活科の「町たんけん」で輝翔館の見学へ来てくれました。その際は、黒木小出身の生徒4名が案内役を務め、教室や図書館など、校内を案内しました。

そして、11月末に、黒木小学校からお礼状が届きました。小学2年生からの心のこもったお手紙は、どれもとても素敵でした。

 

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